近年、電子書籍サービスが普及し、スマホやタブレットで本を読まれる方が多くなってきていますね。そんな中、電子書籍の読書専用端末であるKindleの購入を考えておられる方も多いかと思います。
しかし、「Kindleといってもいくつもシリーズがあってどれが良いのか分からない」「そもそもKindleの特徴って何?」などの疑問を持たれている方も多いと思います。
そこで、今回は現在発売されているKindle端末の各モデルを比較し、それぞれの特徴を紹介していきたいと思います。
Kindle電子書籍リーダーとは?
Kindle電子書籍リーダーとは、Amazonが展開する電子書籍販売サービス「Kindle」を読むことに特化した専用端末です。
本を読むだけでなく、PDFファイルやテキストファイルを認識し閲覧することもできます。また、端末から電子書籍を直接購入することができ、端末に保存することができます。
本を読むことに特化しているため、機能面は充実しており、長時間読むことができように設計されています。また、小型・軽量で持ち運びにも便利です。一般的な文庫本とほとんど同じ重さです。
各モデルの比較
現在発売されているKindle端末は「Kindle」「Kindle Paperwhite」「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」「Kindle Oasis」「Kindle scribe」「Kindleキッズモデル」「Kindle Paperwhiteキッズモデル」の7種類が展開されています。
Kindleキッズモデルの2種はその名の通り、子供のためのKindle端末になるため、成人の方が自分用に購入する上で敢えてこのモデルを購入するメリットは特にないため、今回はキッズモデルを除いた5種で比較していきたいと思います。
Kindle
| Kindle Paperwhite
| Kindle Paperwhite
| Kindle Oasis
| Kindle Scribe
|
|
---|---|---|---|---|---|
価格 | 14,980円〜 | 19980円〜 | 21980円〜 | 29980円〜 | 59980円〜 |
容量 | 16GB | 8GB/16GB | 32GB | 8GB/32GB | 16GB/32GB/64GB |
画面サイズ | 6インチ | 6.8インチ | 6.8インチ | 7インチ | 10.2インチ |
重量 | 約158g | 約205g | 約205g | 約188g | 約433g |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
防水機能 | × | ○ | ○ | ○ | × |
バッテリー | 最大6週間 | 最大10週間 | 最大10週間 | 数週間 | 数10週間 |
接続 | wifi | wifi | wifi | wifi or wifi+無料4G | wifi |
充電ケーブル | USB-C | USB-C | USB-C | micro USB | USB-C |
フロントライト | LED4個 | LED17個 | LED17個 | LED25個 | LED35個 |
Kindle
Kindle端末のエントリーモデルである「Kindle」は14980円とモデルの中では最も安く、電子書籍やE-Ink搭載画面をとりあえず試してみたいといった形の方におすすめです。
容量は16GBのみですが、小説等の書籍であれば数千冊は問題なく保存することができるます
エントリーモデルのため、他のモデルに比べて搭載機能の充実さには劣りますが、その分本体重量が158gとモデルの中で最軽量となっており、持ち運びにとても便利です。
バッテリーの持ちも良好で、一度のフル充電で最大6週間利用することができます。
価格をなるべく抑えたい方や、本を読む機能は必要最低限で良いという方には「Kindle」はおすすめです。
Kindle Paperwhite
近年最も売れているモデルである「Kindle Paperwhite」は、他のモデルと比べて最もコストパフォーマンスが高く人気の高い端末です。
値段は上記で紹介した無印Kindleの次に安い19980円で、本を読むための機能が充実しています。
最も特徴的なのは、防水機能が追加されたことです。防水機能搭載なので、バスタイムにも読書を楽しむことができます。
バッテリーの持ちも申し分無く、一度のフル充電で最大10週間使用することができます。
予算に少し余裕があり、「無印Kindle」か「Kindle Paperwhite」で悩んでいるのではあれば、Kindle Paperwhiteを購入することをおすすめします。
電子書籍を読み始めたい方や電子書籍リーダーをとりあえず試してみたいといった多くの方は
Kindle Paperwhiteで大きな問題はないかと思います。
Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション
上記で紹介したKindle Paperwhiteの上位クラスにあたるシグネチャーエディション。
値段も21980円と通常のPaperwhiteと比べて2000円高くなっています。
最大の特徴は、全モデルの中で唯一ワイヤレス充電に対応。また、通常のPaperwhiteと比べて、容量が32GBと増大し明るさ自動調節機能が追加されました。その他の点は大きく違いはありません。
注意点として、ワイヤレス充電スタンドは別売りのため、別途購入する必要があります。
ストレージ容量やワイヤレス充電にこだわりたいという方には、Kindle Paperwhiteシグニチャーエディションはおすすめです。
Kindle Oasis
Kindle端末の最上位モデルであり、電子書籍の読書体験を追求したい方におすすめの「Kindle Oasis」。
人間工学に基づいた設計となっており、全てのモデルの中で唯一ページ送りボタンが搭載されています。そのため、腕や指が疲れることなく長時間読書を楽しむことができます。
容量は8GBか大容量の32GBのどちらかを選択することができます。
また、防水機能も搭載されているため、バスタイムに読書を楽しむことができます。
接続方法については、全てのモデルの中で唯一4Gタイプを選択することができます。Kindle Oasisは他のモデルと同様のWifiタイプかWifi+4Gタイプの接続方法を選ぶことができます。
値段は、最上位モデルというだけあって、29980円と他のモデルと比べて高くなっています。
そのため、予算に少し余裕があり、長時間読書をする方や快適に読書をしたいという方にはKindle Oasisiがおすすめです。
Kindle Scribe
Kindleモデルで初の、手書き入力機能が搭載された「Kindle Scribe」。
大型の10.2画面で漫画や小説を読むことはもちろん、付属のペンでメモをとったり、日記をつけたりすることができます。
値段は59980円と他のモデルの中で最も高いですが、機能面はとても充実しています。
予算にかなり余裕があり、電子書籍を読むだけでなく書き込んだりもしたいと感じておられる方にはぴったりの端末だと思います。
Kindle端末 比較一覧表
Kindle
| Kindle Paperwhite
| Kindle Paperwhite
| Kindle Oasis
| Kindle Scribe
|
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---|---|---|---|---|---|
価格 | 14,980円〜 | 19980円〜 | 21980円〜 | 29980円〜 | 59980円〜 |
容量 | 16GB | 8GB/16GB | 32GB | 8GB/32GB | 16GB/32GB/64GB |
画面サイズ | 6インチ | 6.8インチ | 6.8インチ | 7インチ | 10.2インチ |
重量 | 約158g | 約205g | 約205g | 約188g | 約433g |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
防水機能 | × | ○ | ○ | ○ | × |
バッテリー | 最大6週間 | 最大10週間 | 最大10週間 | 数週間 | 数10週間 |
接続 | wifi | wifi | wifi | wifi or wifi+無料4G | wifi |
充電ケーブル | USB-C | USB-C | USB-C | micro USB | USB-C |
フロントライト | LED4個 | LED17個 | LED17個 | LED25個 | LED35個 |
Kindel電子書籍リーダーのメリット
Kindle電子書籍リーダーのメリットは以下の通りです。
軽量・小型
Kindle端末は小型で軽量なので、携帯性に優れているのが特徴的です。
重いモデルでも300g以下のため普段の持ち運びにも便利ですね。
また、軽量のため長時間の読書でも腕が疲れることなく快適に本を読むことができますね。
参考までに、iPhone15 Pro Maxが221g、iPad Airが450gとなっています。
読みやすく、疲れづらい画面
Kindle端末の画面には、通常のディスプレイと違って「E-Ink(電子インク)」という特殊な技術が搭載されており、目の疲れの原因となるブルーライトを無くし、目の疲れを軽減させてくれます。
E-Inkは色のついた粒子を使用しているため、紙の本を読んでいるような読書体験ができます。
また、スマートフォンやタブレットのように画面を直接光らせるバックライト形式ではなく、Kindle端末は目に優しいフロントライト形式を採用しているのも特徴的ですね。
そのため、Kindle端末は長時間読書をしていても目が疲れにくいんですね。
読書に集中できる
Kindle端末は読書専用端末というだけあって、他のアプリやメールなどの機能は一切ありません。
そのため、メールやアプリからの通知がくること無く、読書に集中することができます。
普段のネット環境から離れて、読書に集中したい方にはおすすめの製品だと思います。
バッテリーの持ちが良い
Kindle端末は、上記で紹介した通り余分な機能が搭載されていないため、その分バッテリーの持ちがスマートフォンやタブレットと比べて圧倒的に良いのが特徴ですね。
一度の充電で数週間程度使用することができるため、スマートフォンやタブレットのように頻繁に充電する必要がなくなります。
Kindle端末に搭載されているE-Inkディスプレイや同じ画面を表示し続けいている際は電力をほとんど消費せず、ページをめくるなどの画面切り替えの際だけ電力を消費するため、とても省電力となっています。
防水機能が付与されているモデルもある
Kindle端末のモデルの中には、防水機能が付与されているものもあります。
読書好きの方の中には、ゆっくりと湯船につかって読書をするのが好きという方も多いかと思います。しかし、風呂場で本を読むとなると、風呂場の湿気で本がふやけたり、本を水中に落としたりするなど、何かと心配な点が多いと思います。
そういった方には、防水機能付きのKindle端末はとてもおすすめです。湯船につかりながら、快適に読書をすることが可能となります。
端末購入でKindle Unlimitedサービスが3ヶ月無料
Kindle端末を購入すると、Kindle Unlimitedサービスの3ヶ月無料プランが付いてきます。
また、現在Kindle Unlimitedサービスを使用している方でも、3ヶ月分が無料で追加されます。
Kindle Unlimitedとは、月々980円で漫画や小説、雑誌などの万冊以上が読み放題になるというサービスで、ぜひ端末を購入した機会にはお試しいただければと思います。
Kindle電子書籍リーダーのデメリット
Kindle電子書籍リーダーのデメリットは以下の通りです。
カラー非対応
Kindle端末はカラー表示には対応していません。
そのため、ファッション誌や料理雑誌、写真集、参考書などカラー表示で見ないと分かりにくいものを読みたい方には不向きです。
一方で、小説やエッセイ、漫画などをメインで読みたい方にとっては大きな問題はありません。
Kindle本以外は読むことができない
Kindle端末は、Kindleストアで購入した本、もしくは自分で取り込んだPDFデータやテキストファイルしか閲覧することはできません。
そのため、楽天koboやコミックシーモアなど他社の電子書籍ストアで購入した作品は閲覧することができないため、注意が必要です。
普段からKindleストアの利用が多い方や、他社の電子書籍ストアを利用していない方におすすめです。
容量を後から追加することができない
Kindle端末は購入の際にストレージ容量を選択することができますが、購入してからその容量を増やすことはできません。
そのため、後からSDカード等で容量を増やすといった行為ができないため購入の際には容量をよく確かめてから購入するようにしましょう。
読み上げ機能など、音声の出力はできない
Kindle端末は音声の出力機能はありません。
そのため、Amazonが展開している「Audible」といったサービスは利用できないため、注意が必要です。
まとめ
現在発売されているKindleシリーズのそれぞれの特徴を紹介してきました。
値段面や機能面を考慮すると、最初の1台には「Kindle Paperwhite」がおすすめですね!
それぞれの特徴を踏まえた上で、ご自身にあったKindle端末をぜひ選んでください。
Kindle端末を活用して、充実した読書ライフを一緒に送っていきましょう!!
では、また!
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