電子書籍のメリット・デメリットを徹底解説!紙派VS電子派

電子書籍

最近、電車やカフェなどで電子書籍を利用している人をよく見かけますよね。

なんだか見た目もスマートでかっこよく、何となく「電子書籍を取り入れてみたい」と思われている方も多くいらっしゃると思います。

一方で、「本は絶対紙派!」という意見や、「結局紙に比べて何が良いのか?」、「電子書籍があれば具体的に何ができるのか?」といった悩みの声も多く見受けられます。

そこで、今回は紙と比べた電子書籍のメリット・デメリットを具体的に解説していき、どういった人に電子書籍がおすすめなのかを紹介していきます。

現在、電子書籍を導入しようか悩んでいる方は、本記事をご一読いただき、ぜひ参考にしてみてください!

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電子書籍利用率の実情

インプレス総合研究所『電子書籍ビジネス調査報告書2022』より、2021年度の電子書籍市場規模は前年比の14.3%増で5510億円と報告されています。また、2026年度には8000億円の市場規模に成長すると予測されています。これらのことからも、今後さらに電子書籍利用ユーザーが増えていくと考えられ、電子書籍がより身近なものになっていくことかと思います。

インプレス総合研究所『電子書籍ビジネス調査報告書2022』出典

同報告書より、利用している電子書籍サービスやアプリ名に関する調査結果も報告されており、結果はLINEマンガが最も多く29.3%で、次いでピッコマが28.7%、kindleストアが23.6%と続いています。

インプレス総合研究所『電子書籍ビジネス調査報告書2022』出典

新型コロナウイルスによる巣篭もり需要も相まって、電子書籍市場は今後も伸びていくことが予測されますね。

電子書籍のメリット

デバイス1つでたくさんの本の持ち運びが可能

電子書籍はデバイス1つで何万冊という本を持ち運ぶことができます。いわば、大きな本棚を外に持ち運んでいるような感覚ですね。

スマホやタブレット、電子書籍リーダーなどの多くは重量500g未満と軽量なため、カバンの中に入れてもかさばらず、負担なく持ち運びができます。

もちろん、紙書籍も持ち運ぶことはできますが、一冊の重量が大きいため、なかなかたくさんの書籍を持ち運ぶことはしんどいでしょう。

持ち運びの利便性は、電子書籍最大のメリットと言えるでしょう!

読みたい時にすぐ読める!外でも家でも

電子書籍は端末1台に何万冊もの書籍を持ち運ぶことができるため、外出先でも家の中でもどこでもすぐに読むことができます。

ネット環境が無いところでも、事前に電子書籍を端末にダウンロードしておくことで、オフラインの環境下でも読む事が可能です。

どこでもすぐに買える

電子書籍であれば、わざわざ店舗に足を運ぶ必要がなく、ネット環境があるところであればどこからでも書籍を購入することができます。

そのため、ふと気になった作品があればすぐに購入することができ読むことができます。

「読みたい!」と思ってから本の購入・閲覧までのスピーディーさが電子書籍の優れている点ですね!

本棚が必要なくなる

電子書籍は端末1台に何万冊もの書籍をデータとして保存することができるため、本棚を購入する必要がありません。

本棚を購入する費用の節約にもなりますね。また、本棚は大型なものが多く部屋を圧迫してしまったり、引越しの際などの移動も大変だったりします。そのため、本棚を処分することで部屋を広く使えたり、引越しの際などの手間も省けます。

余談ですが、最近ではミニマリストという言葉も出てきている様に、物を持たないという考え方が広がりつつあるようですね。本棚の処分はミニマリストに近づく一歩になるかもしれませんね。

在庫切れが無くなる

電子書籍であれば在庫切れというものがないため、店舗の在庫状況を気にする必要がありません。発売日に開店前から店頭に並ばずとも、発売時間にアクセスするだけで購入することが可能です。

実店舗の場合、在庫に限りがあります。
そのため、本屋さんにわざわざ行ったのに、「欲しい作品が置いてなかった」「欲しい巻数が売り切れた」といった出来事が起こり得ますが、電子書籍ではその心配がありません。

紙よりも安い場合が多い

電子書籍は本屋さんで本を購入するよりも、安く購入できる場合がほとんどです。

例に、Amazonで電子書籍と紙書籍の比較をしてみましょう。
私の大好きなサマータイムレンダで比較した場合、

・電子書籍627円
・紙書籍660円

で読む事ができます。

このように、電子書籍では値段が安く設定されている事が多いです。また、キャンペーンやポイント還元などをしていることが多く、紙書籍に比べお得に購入することができます。

本の出費が多い方や出費を見直したいという方には、電子書籍は経済的でおすすめです。

無料で読めるオリジナル作品がかなり充実してて面白い!

各電子コミックアプリから、無料で読める作品やオリジナル作品が充実しており、それがなかなか面白いです!

これが無料で!といった作品も多くあるので、ぜひ一度電子コミックアプリを使用してみてください!

漫画が好きだけど、そこまでお金を掛けれないといった方には特におすすめだと思います。

1話無料など試し読みができる

電子書籍であれば、1話無料で読むことや試し読みをすることができます。そのため、気になった作品があれば試し読みをしてから購入することが可能です。

本屋さんでも気になった作品があれば立ち読みをすることができますが、本屋さんだと周囲の目や周りの人への配慮など気になることが多く、ゆっくり立ち読みしにくかったりしますよね。

周りに気を使いやすかったりする方は、電子書籍でゆっくり試し読みができるのでおすすめですよ!

書き込んだ文字も後で消せる

電子書籍は各ストアや端末の機能によって、気になった箇所にマーカーを引いたり、メモを残したりすることができます。

そして、そのマーカーやメモは後からでも消すことが可能です。

マーカーを引いたりメモを残したりするのに抵抗を感じる方や本を綺麗に保ちたいという方にとっては、紙書籍の場合だと難しいですよね。

マーカー引いたり・メモを残したり・後から消したりとその自由度の高さが電子書籍の特徴ですね!
そのため、本で勉強したい方などにはおすすめだと思います。

文字のサイズやフォント調整が可能

電子書籍は自分にあった文字の大きさやフォントに調整することが可能です。

紙書籍の場合、文字が小さくて読みづらさを感じることもあるかと思いますが、そういった悩みが解決されます。

各ストアや端末によって、様々な便利機能が搭載されているので、電子書籍であれば本の読みづらさからは解放されるでしょう!

電子書籍のデメリット

友達との貸し借りができない

好きな漫画や小説を友人と貸し借りし、楽しみを共有することが好きな方もいるかと思います。しかし、電子書籍ではそういった「貸し借り」をすることができません。
もちろん、端末ごと渡せば電子書籍でも貸すことはできますが、個人情報が入った重要な端末を誰も貸す方はいないでしょう…

売ったりができない

紙書籍であれば、古本屋さんやメルカリなどのフリマで売却することができますが、電子書籍ではそういった売却行為はできません。電子書籍はデータ管理をストアが行なっているためです。

電子書籍の画面を保存し「第三者への配布、他人へのコピー・譲渡・共有」することは禁止されていますので注意しましょう。

本を読んでいる実感が得られにくい

電子書籍では、紙本来の質感を味わうことができません。

紙の匂いや質感、ページをめくる音など、五感で読書を楽しむ方もいるかと思います。
そういった方にとって電子書籍は、デメリットとなるでしょう。

バッテリーが切れると読めない

電子書籍を読むには、当然ですがスマホやタブレット、電子書籍リーダーなどの電子端末が必要となります。その電子端末のバッテリーが切れると、当然電子書籍を読むことができなくなってしまいます。

電子書籍で本を読んでいると当然バッテリーを消費します。また、スマホやタブレットは電子書籍の利用以外にも、メールや電話、動画の視聴など様々な用途で使用されていると思います。

そのため、外出する際はモバイルバッテリーなどを持ち運んでいるとバッテリー切れの心配なく利用できるとかと思います。

現金決済・図書カードの利用ができない

紙書籍であれば、店頭で購入することができるため現金決済や図書カードの利用が可能です。
しかし、電子書籍はネット上のストアで本を購入する必要があるため、現金決済や図書カードを利用することができません。

電子書籍ストアの多くは、現金決済以外のクレジットカード決済、プリペイドカード決済、携帯キャリア決済、PayPay、WebMoneyなど幅広い決済手段に対応しています。

そのため、現金決済以外に抵抗がある方や、学生の方でクレジットカードや電子決済を利用できない方にとってはデメリットになります。

眼が疲れる

電子書籍を利用していると、多くの方は眼の疲れやすさを感じると思います。それは、スマホやタブレットから出ているブルーライトが原因とされています。紙書籍の場合だとそのブルーライトが出ないため、電子書籍に比べると眼は疲れにくくなります。

しかし、現在ではそのブルーライトの対策商品が数多く発売されており、眼の疲れに対する対策方法が数多く存在します。

その中でも、特におすすめなのが電子書籍リーダー(電子ペーパー)の利用ですね。
電子書籍リーダー(電子ペーパー)はE-Ink(電子インク)を使用しているため、紙書籍に近い質感で読書ができ眼の負担を抑えることができます。

その他の対策方法や電子書籍による眼の疲れについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

デバイスの重さで腕が疲れる

タブレットや電子書籍リーダーを長時間使用すると腕が疲れてきます。

一般的なタブレットや電子書籍リーダーは、400g前後あります。
一方、紙書籍(コミック本)の重さは175g前後です。

比べてみても分かるとおり、紙書籍と比べると電子書籍端末は重く腕が疲れやすいです。

そのため、長時間電子書籍を利用する場合は、机の上やスタンドに端末を置いて読むなどの工夫が必要です。

紙でしか売ってない本や電子書籍の発売が遅い本がある

電子書籍と紙書籍は、同じ日に発売されることもあれば、1ヶ月程度ズレが生じて電子版で発売されるケースも往々にしてあります。
基本的に、紙書籍より電子版が先に発売されるということは珍しいです。

そのため、「発売日にすぐに読みたい!」という方は、その作品が電子版で発売されているか?発売日のスケジュールなど事前に詳細を確認しておくようにしましょう。

電子書籍がおすすめな人!

  1. たくさんの本を持ち歩きたい方
  2. 電車やバスなど移動時間に本を読みたい方
  3. 家に本(本棚)を置きたくない方
  4. 紙の本に強いこだわりがない方
  5. 好きな作品や興味ある作品をすぐに読みたい方
  6. 無料作品に興味がある方
  7. 現金決済の支払いに抵抗がない方
  8. 少しでも安く本を購入したい方

紙書籍がおすすめな人!

  1. 紙の本特有の質感や感触、匂いが好きな方
  2. 古本独特の雰囲気が好きな方
  3. 本の売却を考えている方
  4. 友人と本の貸し借りをし共有したい方
  5. 本(本棚)に囲まれた空間が好きな方
  6. 本を集めて、ディスプレイするのが好きな方
  7. 現金決済以外の支払いができない方
  8. オンライン環境が整っていない人

まとめ

電子書籍のメリット・デメリットをそれぞれ紹介してきました。

電子書籍・紙書籍ともにそれぞれの良さがあり、単にどちらが良いとは言い難いと思います。
特に、本や読書が好きな方の多くは、紙書籍の方が好きという方も多いと思います。

紙書籍には紙本来の良さがあるあるからだと思います。

そのため、電子書籍・紙書籍それぞれの良い点を上手に取り入れながら、自身の読書ライフを楽しんでいっていただければと思います。

個人的に、電子書籍は紙書籍を上回る利便性や機能性があり、これからどんどんユーザーが増えていくと思っています。

今回の記事を参考に、皆様の読書ライフがより充実すれば幸いです。

では、また!

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